東北楽天ゴールデンイーグルス

ゴールデンイーグルス

2004年、パリーグの大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併に端を発した、プロ野球再編問題。そのとき誕生したのが東北楽天ゴールデンイーグルスです。

両チームから選手が急きょ寄せ集められたこともあり、当初はなかなか思ったような戦績を上げられませんでしたが、経験豊かな監督やコーチ、スタッフらの奮闘により、徐々に力をつけ、2013年、ついに球団初のリーグ優勝を決めました。しかもその年、日本シリーズでも優勝し、日本のプロ野球界の頂点を極めたのです。

東北楽天ゴールデンイーグルスは、他の球団とは違う「宿命」を背負っていました。全ての始まりは、2011年3月に発生した東日本大震災です。本拠地を被災地・仙台市に構えるこの球団にとって、「優勝」は、ある意味で他のどの球団よりも現実的な目標となりました。被災地を盛り上げたい、被災者を勇気づけたい…、選手をはじめとするチームの強い想いと努力が結実し、2年後の2013年の優勝と日本シリーズ制覇につながりました。被災者だけでなく国民全体にとって、東北楽天ゴールデンイーグルスが伝説のチームとなった瞬間でした。

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