大谷 翔平

大谷 翔平は、高校時代に史上初めて160km/hを記録するなど注目を集めた後に、卒業後にはNPBを経由せずにMLBに挑戦することを表明します。しかし、その年のドラフト会議では北海道日本ハムファイターズが強行指名を行い、交渉権を獲得します。そして、この時に入団を説得するために提示したのが、投手と打者の両方で出場する二刀流というプランです。

日本の野球は、投手力を重視するので、最も才能のあるものがピッチャーになるケースが多いために、これまでも投打の両方で勝負できる選手は存在したのですが、入団後はどちらか一方に絞るのが決まりでした。これは、身体への負担が大きくなるので、故障につながる危険もあるからです。

しかし、このプランに魅力を感じた結果、大谷 翔平は北海道日本ハムファイターズに入団することになります。そして、入団2年めの2014年シーズンには、NPB史上初となる投手で11勝、野手で10ホームランを記録しています。他にもNPB史上最速タイの球速162km/hを計測するなど、規格外の活躍を続けています。