簑田浩二

まだ「イケメン」などという言葉が存在しなかった昭和の時代、甘いマスクで女性ファンを虜にした野球選手のひとりが、簑田浩二さんです。

もちろん人気の理由はルックスだけでなく、蓑田選手は走･攻･守の三拍子揃った選手のお手本ともいえる活躍で、当時の阪急ブレーブス(現オリックス)の主力として活躍しました。 1983年には打率3割･本塁打30本･30盗塁を記録し、当時の日本プロ野球界に3人しか存在しなかった「トリプルスリー」の、4人目の達成者となりました。

また外野手としては、パ･リーグのダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)常連でした。後にトレードで巨人に移籍してからは「守備の人」という印象が強かったので、その守備での受賞はともかく本塁打30本達成のイメージは、あまり持っていない人もいるかもしれませんね。

引退後は巨人の打撃･守備走塁コーチを歴任し、現在は野球評論家として活動する簑田さんですが、実はゴルフのレッスンプロという肩書も持っているそうです。 今もなお、現役時代さながらのオールラウンダーなのですね。