NPBからMLBへ移籍する野球選手 ボルティモア･オリオールズ

FAやポスティングシステムを使って、日本のNPBのチームからからアメリカのMLBのチームへと移籍する野球選手が少なくありません。 それにはMLBの方が高い収入を得られるという金銭的な理由ももちろんあるでしょうが、世界から高いレベルの選手たちが集まる緊張感のある舞台でレベルの高い野球をしたいという思いも、彼らの背中を押す理由の一つと言えるでしょう。

日本を代表する投手の一人だった上原浩治も、大きな夢を抱いて安定した日本での生活を捨てて移籍した選手の一人でした。 彼が最初に移籍したのが、アメリカンリーグ東地区所属のボルティモア･オリオールズです。

ボルティモア･オリオールズは1901年の創設当初はウィスコンシン州ミルウォーキーを本拠地とするミルウォーキー･ブルワーズとして活動し、後にセントルイスに移転してセントルイス･ブラウンズとなり、1954年からは本拠地を現在のメリーランド州ボルティモア移し名称も現在のものに変わりました。 このチームは3回のワールドシリーズ優勝を始めとする輝かしい戦績を誇りますが、1998年からは長い低迷期に入り、近年ようやくそこから脱出することができました。